Q:東京 世田谷 にある煌心会空手道場はなぜ 四大流派が学べる 方式にしたのですか?
空手は大きく四つの流派に分類されます。剛柔流、糸東流、松濤館流、和道流です。
私は小学生の時に剛柔流を習い、高校生の時に和道流を習い、自衛隊入隊後は松濤館流の環境でした。自衛隊では空手を指導する立場に居りましたので、糸東流はそれを機に学びました。
煌心会も当初は松濤館流だけを教えていた時期がありましたが、ある生徒が引越し先の家の近所に松濤館流の道場が無いという理由で、空手を続ける事ができないというエピソードがありました。
煌心会に通う子ども達は、転勤の多い官公庁でのお仕事を持つ親御さんが多いです。引越の機会も多い子どもたちです。引っ越した先でも空手を続けてもらえるようにという思いで、四大流派全てを学ぶようにしています。
四大流派を全て学ぶメリットもあります。
・それぞれの流派で想定している敵、立ち方の理論、技の意味が異なっています。様々なアプローチから空手を学ぶ事ができ、より深い理解を得る事ができます。
・大会によっては、一回戦目から決勝まで、異なる形で試合をしなければいけないというルールの場合もあります。複数の流派を知っている子どもには、どの形で試合に出場するかの選択肢が広がります。得意な形や好きな形があると、練習が捗り、上達が早いものです。特に子ども達にとっては”好きこそものの上手なれ”の通りで、上達の速度にも影響が出ます。
デメリットがあるとすれば、指導員の先生の勉強量が4倍にするか、用意する指導員を4倍にするという所でしょうか(笑)